ロビー・ディーンズ

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チームファーストの精神
フィールドの内外で成長することを支援
選手がその場の状況に応じて最適な判断を下し、迅速に戦術を変える能力
すべての選手がリーダーシップを発揮できる環境
チーム全体の中でリーダーシップが自然に発揮される環境を作ること
プロセスに忠実であれば、結果は自ずとついてくる
本当に正しい事だったら、きっとうまくいく
長期的な成功と持続可能な成長を目指すための基盤
ラグビーを単なる競技以上のものとして捉える
選手たちがチームと個人の両方で最高の成果を達成できるよう導く
そこで受けに回るとゲームを『戻しにくくなる』と思っていた
この試合に何か意味を持たせたいと感じました
どのようにメンタルを作っていったか

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ロビー・ディーンズ(Robbie Deans)は、ラグビーの世界で広く知られるコーチであり、彼の価値観は、チームの成功と個人の成長を重視する哲学に基づいています。彼の価値観をいくつか挙げると以下のようになります。

チームワークと協力: ディーンズは、ラグビーがチームスポーツであることを強調し、個々の選手がチームの成功に貢献する重要性を説いています。彼は、選手一人一人の役割と貢献が、チーム全体のパフォーマンスに直結するという考えを持っています。

継続的な改善: ディーンズは、常に向上心を持ち、自己改善を目指すことを強く推奨しています。彼は、選手が自分の弱点を認識し、それを克服するために努力することが必要だと考えています。

リーダーシップ: ディーンズは、リーダーシップがチームの成功において不可欠であると考えています。彼は、選手たちがリーダーシップを発揮し、チーム全体を導く力を持つことを奨励しています。

柔軟性と適応力: ラグビーの試合は予測不可能であり、ディーンズは選手に対して、変化に迅速に適応する能力を持つことを求めます。彼は、状況に応じて戦術やアプローチを変えることができる柔軟性が重要だと考えています。

責任感: ディーンズは、選手が自分の役割と責任を果たすことに誇りを持つべきだと強調しています。彼は、各選手が自分の行動に責任を持つことが、チーム全体の成功につながると考えています。

これらの価値観は、ディーンズが指導するチームが強力で結束力のあるユニットとして機能するための基盤となっています。

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ロビー・ディーンズの哲学は、ラグビーコーチとしての長いキャリアの中で培われた、チームの成功と選手個々の成長を融合させるアプローチに基づいています。彼の哲学の中心には、以下のような考え方があります。

チームファーストの精神: ディーンズは、個々の才能やスキルよりもチーム全体の成功を重視します。彼は、個々の選手が自分自身よりもチームのために行動することを求め、その精神がチームの強さを形成すると信じています。

継続的な成長と改善: ディーンズの哲学では、常に現状に満足せず、向上心を持ち続けることが強調されています。彼は、選手とチームが常に進化し、改善するための努力を怠らないことが重要であると説いています。小さな進歩の積み重ねが大きな成果を生むと考えています。

人間性の尊重: ディーンズは、選手を単なるスポーツ選手としてだけでなく、一人の人間としても尊重します。彼は、選手がフィールドの内外で成長することを支援し、彼らが人生の他の側面でも成功するための土台を築くことに努めています。

柔軟性と適応力: ラグビーの試合は常に変化し、予測不可能な状況に直面することが多いため、ディーンズは、柔軟性と適応力を非常に重視しています。彼は、選手がその場の状況に応じて最適な判断を下し、迅速に戦術を変える能力を身につけることが必要であると考えています。

リーダーシップの育成: ディーンズの哲学では、リーダーシップは生まれつきの資質だけではなく、育成可能なものであるとされています。彼は、すべての選手がリーダーシップを発揮できるように育て、チーム全体の中でリーダーシップが自然に発揮される環境を作ることを目指しています。

結果よりもプロセスの重視: ディーンズは、結果だけに焦点を当てるのではなく、結果に至るプロセスを重視します。彼は、プロセスに忠実であれば、結果は自ずとついてくると信じています。これは、長期的な成功と持続可能な成長を目指すための基盤となっています。

このように、ロビー・ディーンズの哲学は、ラグビーを単なる競技以上のものとして捉え、選手たちがチームと個人の両方で最高の成果を達成できるよう導くものです。

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名将の哲学その1:代表に値する選手へと育て上げる
勝負までの思考に「自分たちよりも強い相手に勝てる策を練る」と「相手が誰であっても勝てるだけの実力を身に付ける」という2つの軸があるとしたら、ディーンズは後者を重んじるような。

特に、若手の育成へは思いがあろう。担当コーチと手を組んでのグラウンド練習はもちろん、選手との個人面談にも熱量と時間を割く。

「究極の目的は全選手の成長です。そのためにはものすごい量のコミュニケーションが必要です」
パナソニックでは監督経験者の飯島均ゼネラルマネージャーが「人を育てる」という理念を掲げていて、それを具現化するのがディーンズなのだ。
事実関係の確認を求められれば、「パナソニックの仕事が終わり切っていない段階で次の場所へ行くことは、考えられなかった」と話した。

「代表チームの監督は、多くの仕事(育成やコーチング)において他の人に依存をしなくてはいけなくなります。選手と一緒にいる時間が短くなることは、フラストレーションのたまる点です。国代表という大きなバスに乗るのは難しいことですが、乗っていない選手(代表レベルに達していない選手)が一度出発したそのバスを追いかけ、乗るのはさらに大変なことです。であれば、クラブレベルで代表に値する選手を育て、バスに乗せてやる方がいい」

ディーンズはその試合を前に、「少しでも彼らのキャリアの手助けができていたらコーチ冥利(みょうり)に尽きます」と穏やかに述べた。
名将の哲学その2:深い洞察力に基づく適材適所、マネジメントの神髄

「僕たち選手を、常に快適な状況にさせない。例えば実戦形式の練習で、(主力組が)負けたままで終わらせちゃうことがあるんです」
各選手へ自省させる狙いがあったのではとみた。


「ウェイトリフティングで重い物を持ち上げるには、それより軽い物を持ち上げてばかりではだめ。多くの世界記録は、競技会当日ではなくトレーニングの中で生み出されています。これをラグビーに置き換えて話すと、試合でいきなり試合のレベルを感じるのではなく、練習で試合と同じ状況(プレッシャーや強度)を体験しなければ。パナソニックのグラウンドでは、選手に『いっぱい、ミスをしろ』と伝えています」

持ち前の洞察力を生かしたマネジメントは、選手の起用法にも表れる。

ディーンズ監督はコーチ陣から「僕がロビーさんの立場だったらブチ切れてもおかしくないようなことをこちらが言ってもロビーさんは受け止め、議論してくれる」と証言されるよう、器の大きさで知られる。ところが2014年から2連覇した頃のあるレギュラー選手によると「意外と、頑固なところも」。どうやらその選手は、シーズン序盤に出場時間が増えたためディーンズ監督から休暇を課されたそう。本人が「次の試合も出られる」と訴えたところ、ディーンズ監督は「休め」と譲らなかったそうだ。

常に勝利を目指しながらも、主力の心身の状態を先読みして労働量を管理するのだ。2016-17シーズンは、代表活動やスーパーラグビーとの掛け持ちで心身の疲弊が目立った堀江翔太らの出番を制限していた。

さらには積み上げた層の厚さを生かし、先発組とベンチ組の役割分担を明確化。
選手のゲームタイムを巧みに制御する


名将の哲学その3:思慮深い言葉選びが紡ぎ出す“競技の本質”
公立の進学校で人気の倫理教師の風情を醸す。練られた言葉が思考の深さをにじませる
「自分からイニシアチブを持って物事を始める選手は、必ず成長します」

人を育てる。人を見る。人と人とをつなげるための言葉を重んじる。その延長で「経験上、スター選手ばかりのチームはあまりうまくいかないと感じます」と、過去のスーパーラグビーの歴史を鑑みつつ競技の本質を看破する

金銭やタレントと別な純粋な要素で占められているといえます。各選手はチームが自分にとって意味のあるものと思わなくてはなりませんし、チームは人と人とのつながりを大事にしなくてはいけない

乗り越えるにあたり、チーム内の規律は高まった。それがゲームに作用していると思います
。平時は忙しかった代表選手が群馬県太田市で活動するチームへ長く帯同でき、若手の育成を選手同士で行う傾向がより強まったようだ。

今年のディーンズ監督が快適に指揮を執ったのは、いわば必然だった。もしもこれで優勝を逃したのなら、相手がよほど強く、結束していたといってよい。

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入団してくる選手のほとんどがすでに高い水準のレベルに達しているため、いわゆる「育成」にかかる時間が短く、そのぶんを戦術理解や技術の習得に回すことができるという。チームをつくるうえで新入団選手がいきなりチームのレベルにある程度近い状態でいるというのは、確かに強みになるだろう

加えて、近年では大学の時点でしっかりとしたフィジカルトレーニングを積んでいるので、そういった面でもかなり早い段階からトップレベルに順応できる。現代のラグビーは何かが突出しているのではなく、全てのプレーで高い水準が求められる。その意味で、日本ラグビーはこれからもさらに進化していくはずです

「ゲームの健全性は、グラスルーツ(最も誤解されている言葉)が選手を生み出し、その道を歩むことができる選手を生み出し続けることができるようにすることです」

「モチベーションは上辺だけではだめで、プロのゲームでは、上から下まで健全でなければならないのです」

日本サッカー協会でも「JFAグラスルーツ宣言」というのがあり、

「年齢・性別・障がい・人種にかかわりなく、だれもが、いつでも、どこでも、

サッカーやスポーツをできるようにしよう!」という活動です。

「イングランドのサッカーのプレミアシップを見てください。どのクラブも利益を上げていません。ただ、支出が多いだけなのです。だから、根本的な疑問は、『ゲームの存在理由、居場所はどこだ?』ということです。それをマスターすれば、ゲームは健全なものになるでしょう」

「いろいろな話が飛び交うことでしょうが、ゲームの将来を考えるのは、ガバナンスを担う者の役割です。それがリーダーシップだ。リーダーシップとは、自分が置かれた立場で、権力の任期を超えたところまで面倒を見ることです」

その成功の理由は、あまりにも複雑で、他人の努力に左右されるため、簡単にまとめることはできないとディーンズは言います。しかし、彼はこう言った。「リーダーという立場は、決して立ち止まることはありません」

「常にその先を見据えることで、ビジネスのどの部分でもぶれることはないのです。そして、ただひたすら仕事に打ち込む。それがシンプルな答えだと思います」

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ラグビー流「人財成長」~複雑性の時代。規律と自立の両立で、人と組織が進化するためのヒント
社会の複雑性が増大する中、人や組織は、規律と自律を両立させ、どのように成長していけば良いのか。本書は、自分自身や組織の成長を実現するために、日々努力している人に対して、「人財成長に関する経験を伝えることで、ヒントを得てもらいたい」というジャパンラグビー リーグワンの選手・スタッフの願いに基づき、誕生。

本書には、ラグビーという究極のチームワークに真摯に取り組んだ「43人+α」の成長ストーリーを収録。人財成長に関して特定のノウハウを示すものではないが、各ストーリーからは、「人や組織は、何のために成長するのか」「成長を加速するために大切な視点は何か」などに関して、参考になる部分が多数盛り込まれている。ラグビーファンはもちろん、個人の成長、人材育成で悩んでいる方は必読の1冊。

協調と突破を両立できる 経営者視点の人材が必要
強い組織を創る~学習し続ける組織におけるリーダーシップ
スキルの真髄を極める~利他の精神が自己の可能性を解き放つ

チームワーク力を磨く~組織を前進させる普遍的なパワー
行動の礎となる価値観を築く~ラグビー憲章における5つのコアバリュー

結束(Solidarity)
・尊重(Respect)
・規律(Discipline)
・品位(Integrity)
・情熱(Passion)

人をサポートする歓びで自分も育つ~助け、助けられることで広がる新しい世界
地域とともに生きる~ローカルと歩む、グローバルを見る
仕事とラグビーで自己実現する~二兎を追うことで加速する学び
スポーツを通じて次世代を育成 社員同士の交流も進む

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理想は「監督不在」!? チームを勝利へ導く、驚きの「選手の自主性」育成メソッド

ラグビー強豪国で辣腕(らつわん)を振るってきた世界最高峰の指導者の一人、ロビー・ディーンズ氏。数々の強豪チームを渡り歩いたレジェンドは今、日本のパナソニック ワイルドナイツで指揮を執る。ディーンズ流のマネジメント術、リーダー論に迫る。

「やってみせる」ことが受動的な日本人を変える
「恐怖を与えての成功は短期間しか続かない」
先のことを見据えて動くのが、真のリーダー

「やってみせる」ことが受動的な日本人を変える
「サッカーでも同じことを言われていますが、日本人の速さや俊敏性というのはラグビーにおいても武器となります。ですが、それ以上に感じたのは規律を守る気持ちが非常に強い、強過ぎること。職業倫理感というか、練習や試合でも一生懸命に取り組もうという姿勢は素晴らしいです。ただ、同時にそれが弱点にもなり得ると感じました」

「規律があるが故に、自分の限界を超えようとしない。決められたことはやるけど、それ以上のことはしない傾向があった。だから、そこから変えていかないといけないと思いました」

そんな現状を打破するために課題となったのは言葉の壁だった。同じ指導でも、日本語と英語ではちょっとしたニュアンスが伝わりづらい。そこでディーンズ氏がエネルギーを割いたのが、“自らがやってみせる”という非常にシンプルなものだった。

「日本語が話せないときにいろいろ言葉を並べても、それは選手には伝わりにくいんです。だから、自分が何を言いたいかというのを1つだけに絞り、それを伝えるようにしました。そして、ただ言うだけではなく、やってみせることが大事です。実際に選手たちに経験・体験をさせて、その中で彼らの理解を深めなければいけません」

かつて日本の海軍を率いた山本五十六は「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、誉めてやらねば、人は動かじ」という格言を残したが、図らずしてディーンズ氏も同じことをしていた。

時代は大きく違えど、人を動かす本質は変わっていないことが分かる。

「恐らくクルセイダーズ時代に私が行っていた指導法があると思います。当時の日本はスクラムやラインアウトといったセットプレーを中心にゲームを考えていましたが、私はアンストラクチャーという、いわゆるボールが動いている状況の中でチームがどう動くかに主軸を置いて組み立てていました。

実際、ゲームの70%はボールが動いている状況で占められているので、そこからの攻撃やディフェンスをどうするか、というところにフォーカスを置いていた私に声を掛けてくれたのでしょう」

旧来の指示を出し、ただ選手に遂行させるやり方ではなく、選手の自主性を尊重するやり方へのシフト。ディーンズ氏の言葉を借りれば「パラダイムシフト」ともいうべき変革に取り組んだ。ディーンズ氏をはじめとする首脳陣は、指示を出す指導法から選手たちに質問し、答えを引き出す指導法へと変えていった。

コーチがやらなければいけないことは選手たちが何を考えているのか、彼らの頭の中にどんなことがイメージがされているのか。それを聞き出して、つかみ取ったその上で選手にとって必要なことを提示していくことです

旧来の指示を出し、ただ選手に遂行させるやり方ではなく、選手の自主性を尊重するやり方へのシフト。ディーンズ氏の言葉を借りれば「パラダイムシフト」ともいうべき変革に取り組んだ。ディーンズ氏をはじめとする首脳陣は、指示を出す指導法から選手たちに質問し、答えを引き出す指導法へと変えていった。

選手・指導者共にエネルギーを要する改革ではあったが、これが劇的にチームを変えた。さらにディーンズ氏はチームの理想像として次のように語った。

「私がやろうとしたことは、監督・コーチが必要なくなる状況を作り出すこと。選手たちが自分で考え、自分たちで答えを見いだせるような、そんな選手たちを作り出せるチームにしたかったんです。チームが継続して成長していくために、全てのチームに関わる人を成長させるということを常に考え、その中で伸びしろある選手たちをさらに成長させていくことが大事だと考えています」

選手が常に自発的に考え、答えを見いだしてプレーする。失敗したらそれを糧として成長するというまさに理想のサイクルだ。

「選手たちが本来行うはずの貢献を抑圧してしまうので、その方法ではチームはうまく機能しないでしょう。恐怖で人を支配する、恐怖を与えて成功するということは本当に短期間しか続きません。一番は自分のモチベーションを高くして貢献してもらうこと。これ以外にありません。

そしてもう一つ大切なことは、もしもコーチと選手で考えた結果が違うのであれば、常に選手の考えの方を採用すること。なぜかというと、それは選手が自分たちで考えたことだからです」

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先のことを見据えて動くのが、真のリーダー
“選手の自主性を育て、選手たち自らが考えてプレーするチームを作る”というのがディーンズ流のマネジメント術。

「コーチングは自分を中心に考えない。選手を中心に考える」という自身の信念を見事に遂行しているようにも思える。これは部下を抱える管理職の方たちにとっても大いに参考になることだろう。

最後にディーンズ氏に「監督、コーチとはどんな存在であるべきか?」と尋ねてみた。すると、いかにも彼らしい答えが返ってきた。

最後に笑顔を見せながら「選手の自主性を育て、伸び伸びとプレーさせることが重要」と語ったディーンズ氏

「監督やヘッドコーチは全ての責任が自分にかかる存在です。

選手たちが楽しんで、喜んでプレーし、良い結果を出してくれれば自分も報われますし、それがかなわなければ全て自分の責任になる。誰かに認められなければ決して成功とはいえません。そういった意味で監督やヘッドコーチも、物事を学び続けなければいけません。常に先を見ながら何が大事なのかを考えて、行動していくことが大切です。

“先のことを見越して手を打つ”

これが私のセオリーです」
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